「Webライター初心者っていくら稼げるんだろう?」
これからWebライターの仕事に挑戦しようと考えている方は、きっと一度は疑問に思うのではないでしょうか。
今回はWebライター歴7ヶ月のふぁるまが、月収の変化や収入アップの方法を公開します。
副業でWebライターを始めるとしても、いくら稼げるのかの目安が分からないと踏み出しづらいですよね。
この記事はあくまで個人の経験にはなりますが、「こういう実績をたどってきた人もいるんだな」という参考になれば嬉しいです。
Webライターはウェブ上に公開されているコラムなどを書く仕事!
収入についての話を始める前に、「そもそもWebライターは何をしているのか」ということについて少しお伝えさせてください。
Webライターの仕事は、名前の通り「ウェブに公開されている記事の執筆をする人」です。
普段検索サイトで何か検索をすると、コラム記事などが出てきますよね。
ウェブ上にあるコラム記事のほとんどは、Webライターが執筆しています。
基本的にはパソコンに向かって文章を書く仕事です。
パソコンさえあればどこでも仕事ができるので、基本的に通勤はありません。(企業に所属しているWebライターは出勤が必要な場合もあります)
Webライターの生活をもう少し具体的にイメージしたい方は、「現役フリーランスWebライターの1日に密着!1日に書く文字数は?」も合わせてご覧ください。
Webライターの収入は文字単価や記事単価!書いた分だけ収入に
Webライターの収入は、「文字単価」や「記事単価」で決まります。
つまり、「1文字●円」または「1記事▲円」のような決まり方です。
文字単価の場合は書いた文字数によって記事の値段が変わりますが、記事単価の場合は文字数によらず記事の値段は一定です。
私が今まで依頼を受けてきたクライアントさんは、文字単価より記事単価の方が多かったです。
「だいたいこれくらいの文字数の記事を書いてほしい」という依頼があり、1記事いくらでお願いしたいです、というようなお話をいただきます。
記事単価で依頼をいただいた際は、だいたい文字単価がいくらになるかを自分で計算してから依頼を受けるかどうかを決めています。
Webライターを始めた頃は、単価を気にせずとにかく経験を積むことに集中していましたが、最近は少しずつ文字単価も意識するようになりました。
初月から月1万円以上稼げる!?7ヶ月間の道のりを公開
それではいよいよ、私がWebライターを始めてから今までの月収の推移を公開します。概要を表にまとめたのでご覧ください。
Webライター歴 | 月収 |
1ヶ月目 | 23,100円 |
2ヶ月目 | 116,600円 |
3ヶ月目 | 57,750円 |
4ヶ月目 | 69,740円 |
5ヶ月目 | 89,433円 |
6ヶ月目 | 125,500円 |
7ヶ月目 | 118,406円 |
それぞれの月にやってきたことを詳しくお話ししていきます。
結果だけ知れればよいという方は次のパートまで読み飛ばしてください。
次のパートでは、収入をアップさせるために実践したことを紹介しています。
1ヶ月目はクラウドソーシングサイトでテストライティングを受けた企業から継続依頼
Webライター1ヶ月目の収入は、いくつか受けたテストライティングの報酬と、継続依頼をいただけた企業からの報酬でした。
日々クラウドソーシングサイトで新着案件をチェックして、気になるものがあったら応募する、という生活を送っていた記憶があります。
基本的に単発で終わってしまうことがほとんどでしたが、1社でも継続依頼をいただけたのは安定した収入に向けた大きな一歩になりました。
2ヶ月目は継続依頼を受けた企業から10本以上の執筆依頼をいただけることに
1ヶ月目に継続依頼をいただいた企業と引き続きやりとりをしていたのですが、2ヶ月目で大量の依頼をいただけることに。
月収が一気に1ヶ月目の5倍以上に跳ね上がりました。
Webライターの仕事が不安定であることを理解していなかった私は、「このままいけばWebライターの収入だけで月収10万円は安泰だ!」と安易に解釈してしまいました。
そして、クラウドソーシングサイトで新着案件をチェックするのをやめてしまったのです。
3ヶ月目で依頼が激減し不安定さを痛感|再び新しいクライアントとのご縁を探す
Webライターを始めてすぐに月収10万円を突破して調子に乗っていたところに大打撃が。
翌月は継続依頼をいただいていた企業からの依頼が2本まで減少してしまいます。
「Webライターの仕事は会社員と比べたら不安定」と頭では分かっていたはずなのに、安心しきっていました。
再びクラウドソーシングサイトで応募しまくった1ヶ月。ありがたいことに、2社目の継続案件が決まりました。
4ヶ月目で目標を再設定|依頼をとにかく全て受けてキャパオーバーに
4ヶ月目は、継続依頼をいただいていた2社からのお仕事がメインでした。
3ヶ月目に継続が決まった企業から予想外に大量のお仕事をいただけることになり、喜んだのもつかの間。
「休む時間がない」という新たな壁にぶち当たりました。
仕事を任せてもらえるのが嬉しくて、依頼が来るたびに深く考えず引き受けた結果です。
なんとか全ての依頼を期限内に書き上げられましたが、本当にヒヤヒヤした1ヶ月間でした。
会社員は決められた休みがある分強制的に休めますが、フリーランスは仕事量も自分で管理しないと潰れてしまうことを身をもって感じました。
「体調管理も仕事のうち」という言葉の意味がようやく腑に落ちて、新たな課題とともに5ヶ月目に突入することになります。
5ヶ月目で仕事と休みのバランスを意識|仕事量を調整しながら目標達成
目標未達が怖くて依頼を断れなかった4ヶ月目でしたが、5ヶ月目は体調管理も意識して「最低週に1回は休日を作る」ことを決めました。
月初めに作業できる時間を計算し、前の月の作業時間からどれくらいまで依頼を受けられるかを試算。
断った依頼がありつつも、目標はしっかりと達成できるという結果になりました。
この月は新着案件のチェックはほぼやっていなかったです。
6ヶ月目で再び月収10万円の壁を破る|2ヶ月先の目標まで一気に突破
2ヶ月目に10万円を達成してから、4ヶ月ぶりに月収10万円の壁を突破しました。
この月も新着案件のチェックは行わず、引き続き2社からいただいた依頼を稼働時間内でスケジューリングしてひたすら執筆していました。
今思えば、順調に収入が増えていたことで「このまま目標を達成し続けられるんじゃないか」とまた安心しきってしまっていた時期です。
7ヶ月目で収入を落とす結果に|目標の再設定をせずにクライアントに無意識の依存
7ヶ月目はなんとか月収10万円以上はキープできましたが、前の月からは収入を落とす結果に。
せっかく2ヶ月先の目標まで達成していたのに、目標の上方修正をしなかったことで「今月も達成できるだろう」とたかを括っていました。
しばらく新規案件のチェックも行っておらず、2社のみに仕事量を依存していたのも原因です。
継続が決まっても、新着案件のチェックは常にしておくことをおすすめします。
収入をアップさせるために実践した5つのこと|目標と行動がカギ
私の場合、Webライターを始めた1ヶ月目は月収が2万円台だったのが、7ヶ月目には10万円以上まで上がりました。
せっかくなので、月収を上げるためにやってきた行動をまとめてみます。
これからWebライターを始める予定の方や、Webライターでの収入をアップさせたい方は参考にしてください。
①同時に複数の案件に応募する
1つ目は、クラウドソーシングサイトなどで応募する際、同時に複数の案件に提案文を送ることです。
初心者の場合は特に、応募しても採用されるとは限りません。
1つ送って返信を待っている間に、気になる募集が締め切られてしまうことは、珍しいことではないのです。
自分を知ってもらうことが仕事の依頼を受けるための第一歩なので、とにかくまずは気になる案件があればどんどんメッセージを送ってみましょう。
「キャパオーバーになったらどうしよう…」というのは、予定がある程度埋まってから考えれば十分です。
②時給を計算する
時給の計算も、Webライターを始めて4ヶ月目くらいから意識し始めました。
自分のスキルに自信がないと、どうしても単価の安い案件に応募しがちになってしまいます。
私も最初は単価を気にせず応募していました。ある日「時給換算したらいくらになるんだろう?」と計算してみたら、なんと時給500円。
あまりの安さに衝撃を受けたのを覚えています。
時給を計算するということは、「1記事書くのに自分が何時間かかっているのか」を把握しているということです。
作業時間の把握はスケジュール管理やスピードアップにも役立つので、ぜひ一度時間を測って執筆してみましょう。
時給が分かれば、自分がいくらまでなら仕事を受けようと思えるのかの指標も明確になります。
③収入の目標を立てる
がむしゃらに仕事をすることも最初は重要ですが、目標を明確にするとよりやるべきことがはっきりして行動しやすくなります。
目標を立てる際は、「なぜその目標に設定したのか」という明確な理由があるとさらによいですね。
私の場合は「誕生日に個人事業主として開業届を出したい」という願望があったので、それを元に目標設定をしました。
理由は何でもよいのですが、ポイントは「いつまでに●●を叶えたいから、そのためにこの目標を達成する!」という逆算思考です。
「今がこれくらいだから来月にはこれぐらい達成できそう」という立て方は成長が遅くなるのでおすすめしません。
④単価の高い案件にも果敢にチャレンジ
スキルに自信がないうちは、ついつい単価の低い案件に応募してしまいがちです。
しかし、単価の低い案件ばかりに応募していると、収入アップは望めません。
作業時間には限りがあるので、収入を上げるなら単価を上げる必要があります。
全くの未経験であれば「まずはWebライターがどんなことをするのか経験しよう」という意図のもと、単価に関係なく仕事をやってみることも大切です。
何本か記事を書いて自分の作業スピードが把握できたら、単価の高いものにも挑戦してよいと個人的には感じています。
応募する数が増えれば採用される可能性も上がるので、恐れずチャレンジしましょう。
⑤作業時間を記録してスケジュール管理
最後はキャパオーバーを防ぐための時間管理です。Webライターとして最も大切なことは「納期を守ること」です。
人によっては厳しい言葉に感じるかもしれませんが、約束が守れない人とは信頼関係の構築はできません。
納期を守って仕事をするためにも、スケジューリングはものすごく重要。
でも自分が何をどれくらいの時間で完了させられるのかわからなければ、スケジュールの立てようがありません。
私は4ヶ月目でキャパオーバーを体験したときに、作業時間の記録を始めました。
記録内容とスケジューリングの手順は
- 構成・執筆・入稿・修正それぞれの所要時間を記事ごと、クライアントごとに記録
- クライアントごとに平均所要時間を算出
- 平均所要時間×1.2倍の時間を確保してスケジュールに落とし込む
ポイントは「平均所要時間×1.2倍の時間を確保すること」です。
ギリギリの時間でスケジュールを組んでしまうと、トラブルがあったときに対応できません。
私はこの方法で時間管理を始めてから、時間の余裕をもったまま目標達成できるようになりました。
まとめ:目標を立てて行動していれば初心者でも収入は上げられる

今回は私の実績と経験をもとに、初心者Webライターの収入についてお話しました。
あくまで一例に過ぎないので、参考程度にしていただければ幸いです。
収入アップの方法はWebライター以外にも応用できるので、気になった方は実践してみてください。
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