「ノマドワーカーの暮らしには憧れるけど、実際にイメージ通りの生活ができるのかな」
「ノマドワーカーになってから、理想と現実にギャップを感じてしまったらどうしよう……」
ノマドワーカーに興味があってもなかなか一歩を踏み出せずにいる方に向けて、リアルなノマド生活について書きました。
この記事では、私がノマド生活を送っていたころのスケジュールや、ノマドワーカーになる前となった後で感じたギャップを正直にお伝えします。
ノマドワーカーに憧れて、実際に飛び込んでみた結果考えた「ノマド生活をうまくいかせるコツ」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ノマドワーカーの暮らしで感じた理想と現実のギャップ3選
ノマドワーカーを実際に経験してみて、全てが理想通りの暮らしが実現できたわけではありませんでした。
私が描いていた「自由で優雅なノマド生活」とはギャップを感じた一面を紹介します。
「もしノマド生活を再開するならこうする」といった改善策も考えてみたので、参考になれば幸いです。
仕事環境を整えるのが大変

私は1週間ごとに住む場所を変える暮らしをしていたため、行った先で仕事環境を整えるのに苦戦しました。
宿泊先は主にゲストハウスを利用していたのですが、場所によって作業環境は全く異なります。
私が利用していたゲストハウスは大部分がドミトリータイプで、プライベート空間での仕事はできないことも珍しくありませんでした。
ゲストハウスで仕事ができないとなると、近隣のコワーキングスペースやカフェを探す必要が出てきます。
仕事が詰まっているときは、仕事環境を探す時間さえ惜しいと感じることも……。
旅の後半は個室のあるゲストハウスを選ぶようにしたことで、作業環境が改善されたように感じます。
宿泊費自体は個室よりもドミトリーのほうが抑えられますが、作業場所を探す手間やコワーキングスペースの利用料なども考えると、個室のほうがおすすめです。
個室でも机が用意されていない場合も考えられるため、施設の設備は必ずチェックしておきましょう。
想像よりお金がかかる

ノマド生活は定住するよりもお金がかかるのは想定していましたが、想定しいたよりもさらにお金がかかるものでした。たとえばコワーキングスペースの利用料や食費などです。
私はゲストハウスのキッチンで自炊しようと思っていたのですが、キッチンが混み合っていたり冷蔵庫のスペースがなかったりして、自炊できないこともよくありました。
事前の見積もりが甘かった部分もありますが、実際に暮らしてみて初めてわかった状況だったので勉強になりました。
もしまたノマド生活をするなら、気に入った環境のゲストハウスに長期滞在しようかなと思っています。1週間のスパンで宿泊先が変わるとなると、移動費もそれなりにかさみますしね。
仕事と遊びのバランスに苦戦する

突発的に訪れる遊びのお誘い。仕事とどう折り合いをつけるかはなかなかの迷いどころでした。
旅先での出会いは本当に貴重で、タイミングを逃すと二度と会えないかもしれないのです。
「もしかしたら何か新しいチャンスにつながっているかも……!」と思うと、行かずにはいられませんでした。笑
もちろん仕事のスケジュール調整が必要になるのですが、クライアントに迷惑をかけなければ問題ないかなと思っています。
ただ、旅をしながら生活していると定住生活よりもハプニングは多くなります。仕事量は普段の8割程度までに抑えておくことが、仕事も遊びも無理なく楽しむコツです。
ノマド生活をしていたころのスケジュール

理想に近い仕事と遊びのバランスが取れるようになってきたころのスケジュールを紹介します。
6:30 起床・身支度
7:30 朝食
8:30 仕事開始
12:30 仕事終了
13:00 外でランチ・観光
17:00 帰宅・お風呂
18:00 夕飯の支度
19:00 夕飯
20:00 ブログ
22:00 リラックスタイム
23:00 就寝
午前中に集中して仕事、お昼を外で食べてそのまま観光するスケジュールが、個人的にはメリハリがあって好きでした。
もちろん毎日こんなにバランスよく仕事も遊びも充実させられるわけではありません。
6:30 起床・身支度
7:30 朝食
8:30 仕事開始
12:30 昼食
13:30 仕事再開
18:00 仕事終了・お風呂
19:30 夕飯
20:30 ブログ
23:00 就寝
こんな感じで仕事とブログしかしない日もあります。どこかで終日観光の日があると、ほかの日は終日仕事になりがちです。
人によって快適に感じる時間の過ごし方は変わると思うので、一例として参考にしながらイメージを膨らませてみてください。
ノマド生活を経験してよかったこと3選
思い通りにいかない部分はありつつも、ノマド生活をやってみてよかったと感じた部分がたくさんありました。
とくによかったと感じたことを3つ紹介します。ノマド生活に限った話ではないかもしれませんが、「こんなメリットがあるんだな〜」と感じてもらえれば嬉しいです。
夢や憧れを実現させる力がついた

実は、ノマドワーカーという言葉を知ったのは最近のことですが、「旅をしながら暮らす」ことへの憧れは昔からありました。
大人になって、昔思い描いていたライフスタイルを実現できたことで、「正しい方向に努力すれば夢は叶う」ことを身をもって体感できました。
もちろん実現までに紆余曲折はありましたが、最終的には挑戦してみてよかったと思っています。
行動しながら改善できるようになった

ノマド生活を始めたころは何もかもが新しく、ハプニングの連続でした。でも立ち止まっている時間はなく、すぐに何かしらの対策を打つ必要がありました。
そんな環境に身をおいたことで、「とにかく動きながら考える」ようになったと感じています。
以前は「この方法いいかも、でももしかしたらこうなるかもしれない……」と、いつまでたっても決断できずにいたのです。
パッときめてすぐに行動できるようになったことで、よりフットワークが軽くなったのを感じました。
自分の気持ちに正直でいられるようになった

ノマド生活に慣れ始めたころ、「私は何のために旅してるんだっけ?」とふと我に返る瞬間がありました。
理想通りではなかったとしても、旅とともに暮らす生活はかなり充実していて楽しいものでした。続けていれば、より理想に近い暮らしができるようになっていたとも思います。
そんなふうに自分の気持ちが変わったときに、「ノマド生活を始めたころの自分」ではなく「今の自分」を大事にできるようになったのも、のびのびとした旅暮らしがあったからこそだと考えています。
つい我慢したり自分の気持ちに蓋をしたりしがちな日常生活ではなかなかできなかった貴重な経験でした。
ノマドワーカーの現実を知った後悔はゼロ|興味があるなら試してみよう

ノマドワーカーになる前にイメージしていた暮らしと現実のノマド生活にはギャップがあったものの、「やらなければよかった」と後悔している部分は全くありません。
やってみなければ知ることのできなかった世界がたくさん広がっていたので、イメージと憧れだけで終わらせずにやってみて本当によかったと思っています。
ノマドワーカーに興味をもっているけど踏み出せずにいる方が、この記事をきっかけに一歩前に進んでもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
もし少しでも気になっているのなら、ぜひ何か行動してみることをおすすめします。
「何から始めたらいいかわからない……」という方は、私が会社員からノマドワーカーになるまでの道のりについてもまとめています。ヒントが見つかるかもしれないので、ぜひ覗いてみてください。
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