人生を充実させるための「目標の作り方」を今までの経験から考える

目標

「社会人になってから目標に向かって努力する機会が減ったな…」
「何を目指して頑張ればよいのか分からない」
そんなふうに感じていませんか?

私は社会人1年目の頃、なんのために仕事を頑張ればよいのか分からなくなったことがありました。そして、学生時代は「進級」「進学」「部活の大会」など、目標の達成に向かって行動する機会が知らず知らずのうちに与えられていたことにも気づきました。

フリーランスになった今、会社員時代と比較して「目標」について考える時間がまた増えてきています。今回は自分の経験をもとに、目標の立て方について深掘りしていく記事を書きました。

数ヶ月単位の短期目標でも、「なんのために生きるのか」といった大きなスケールの目標でも、今目標設定に迷っている方に読んでいただけたら嬉しく思います。

目標は手に入れたい未来への道標|目的地ありきの目標を作ろう

道標

目標を立てる前に重要なことは、「どんな未来を実現したいのか?」を具体的にイメージすることです。自分が東西南北どの方向に進みたいのか、ざっくりとした方向性を決めておきましょう。

電車でどこかに出かけることをイメージしてみてください。出発地と目的地があって、途中でいくつかの駅に停車しますよね。「目標」は、「目的地に向かうときに経由する駅」のイメージです。

目的地へのルートを決めるときに、目的地と反対方向の経由駅を設定してしまうと、当然目的地に着くまでに時間がかかってしまいます。つまり、設定した目標が「こうなりたい!」と描く未来につながるものでなければ、手に入れたい未来は遠ざかってしまうのです。

細かい目標を立てる前に、まずは「将来こんなふうな生活がしたいなあ」など、理想の未来を思い描いてみてください。

理想の未来を描くポイント2つ|枠を取り払って紙に書く

紙に書く

未来の目的地を決める上で重要なポイントが2つあります。

  • 現状を取り払って考えること
  • 考えたことは紙に書くこと

です。例えば「今が月収20万円だから…」「休みが週に2日だから…」といった、現時点で自分を縛っているいろいろな「枠」がありますよね。目的地を決めるときは、今ある枠は取り払って考えることが大切です。

枠がある中での目的地は、旅行で例えるなら「自転車で行ける範囲での1泊2日の旅行」というように、先に手段を決めてから目的地を決めるようなものです。もちろん旅行であればときには「次の土日で行けるところ!」みたいな決め方をすることもあるかもしれません。

しかし、本当に行きたい場所があるのなら、「ハワイに行きたいから飛行機を予約する」というように、先に行き先を決めてから手段を決めるはずです。自転車での1泊2日では絶対にハワイには行けません。

自分の未来も同じで、先に制限を加えてしまうと「本当にたどり着きたい場所」は思いつかなくなってしまいます。とはいっても、枠を取り払うのは意外に難しいものです。

私がよくやる方法は、「毎月100万円が自動的に振り込まれる口座を持っていたらどうする?」という問いを自分に問いかけるというものです。働かなくても100万円が振り込まれて、1ヶ月間で使い切らなかった分は口座からなくなってしまう、という条件を設定します。

例えば月収20万で週休2日の生活をしているとすれば、「働かなくても毎月100万円が振り込まれる」という状況は、枠を取り払うには十分な条件と言えるでしょう。今とは全く違う生活ができそうでワクワクします。

枠が取り払われた状況がイメージできたら、次は「紙に書く」という作業が大切です。人間は言葉でしか物事を認識できないので、紙に書くことで「目で見て、手を動かして」自分が描く未来を認識できるのです。

目標設定の第一歩|書き出した夢に優先順位と期限を設定する

期限

時間もお金も自由な環境を手に入れたら何がしたいかを書き出したら、私は次に「叶えたい度合い」を3段階評価で書いていきます。「絶対に叶えたい!」なのか、「叶ったら嬉しいな〜」なのかを直感で分類します。

そして「絶対に叶えたい!」に分類されたものについて、「いつまでに叶えたいか」の日付を書き込みます。できる限り具体的な方がイメージも掴みやすくなるのでおすすめです。私の場合の例を挙げると、海外が好きなので「来年の誕生日は自分に海外旅行をプレゼントする!」のような感じです。「来年の誕生日」は日付がピンポイントなのでより明確になります。

期限が決めきれなくても、「30歳までに」などのだいたいの目安時期がわかると、具体的な目標設定がやりやすくなります。北の方面に向かうことを決めた後は、北海道まで行くのか東北まで行くのか、目的地とその距離感を具体化していくイメージです。

「経由駅」の設定|叶えたい未来に合った目標を決めよう

経由駅

ようやく目標を決めるところまできました。目標を決めるまでの道のりは長かったですが、目的地が決まったのでぶれにくくなっているはずです。目的地に近づけるような目標を立てていきましょう。

ダイエットを例に挙げて、「来年の夏に自信を持ってビキニを着られるような体型を手に入れたい」という未来を描いたとします。そして描いた未来に期限をつけて、数字に落とし込みます。例えば「ビキニを着られる体型になるために、夏までに5kg体重を減らす」という目標を立てたとしましょう。

最終目標が数値化できたら、さらに細かい目標を立てていきます。「来年の夏まであと●ヶ月あるから、1ヶ月あたり▲kg落とす」という形です。

中間目標は大まかでもよいですが、細かく決めれば決めるほど行動しやすくなります。1ヶ月後の目標が決まったとしても、1ヶ月後の目標を達成するために今週何をすればよいのかが分からなければなかなか始めの一歩が踏み出せません

私は最終的に「今日何をするか」まで具体的に落とし込んでから目標設定をしています。最終の目的地から逆算して決めた目標なので、「今日達成すれば目的地に一歩近づけるんだ!」という確かな実感が持てますよ。

最後に|作った目標を達成する道のりを楽しむ

達成までの道のり

目的地が決まって経由地が決まったら、いよいよ達成に向けて出発です。人から決められた目標よりも、自分の叶えたい未来につながっている目標の方が、達成までの道のりがより楽しくなります。

思うように進まない日があっても大丈夫。目的地に向かう目標を立てているのですから、絶対に少しずつ近づいています。旅行にもハプニングはつきもので、道路が渋滞したり、フライトが変更になったりといろいろあります。思わぬ出来事も全部まとめて経験になるので、打開策を考えながら進んでいきましょう。

今回は「人生を充実させるための目標の作り方」というテーマで書いてみました。目標は設定したら終わりではなく、むしろそこからがスタートです。設定した目標を達成するためにやるべきことについても、また自分の経験から学んだこととして発信していく予定です。

今目標を見失って迷っている方にとって、この記事が何かしらのヒントになれば幸いです。

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