ブログをリライトしようと思っても、「効果的なリライトってどうやるの?」「リライトして順位が下がったらどうしよう」と不安ですよね。
一生懸命書いた記事をリライトするのだから、順位を上げたいと考えるのは当然です。
今回は、私が実際にブログ記事をリライトして、検索順位がアップした方法を紹介します。
- ブログ記事のリライトを何から始めればよいか分からない
- 効果的なリライト方法を知りたい
という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
リライトとは「より良いコンテンツへの刷新」

リライトとは、「すでに公開された記事について、テーマを変えずに文章の追加や書き換えをすること」を指します。
記事をリライトする目的には以下のようなものがあります。
- 検索順位を上げるため
- 誘導したいページへの遷移率を上げるため
- 古い情報を更新するため
リライトする際は「今公開されている記事が、読者にとってよりよいものになるようブラッシュアップする」という意識が大切ですね。
リライトにより得られる4つの効果
新規記事を作成するのではなく、既存の記事をリライトすることで得られる効果は4つです。
- 検索エンジンに再評価される
- ブログ全体の更新頻度が上がる
- 内容の重複を避けられる
- 新規記事の作成より時間や手間を省ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 検索エンジンに再評価される

記事をリライトすると、検索エンジンがリライトした記事を再評価してくれます。
検索順位を上げるためにリライトする方は多いものの、再評価された結果「順位が下がることもある」というのは理解しておきましょう。
リライトすると検索エンジンに再評価してもらえますが、「再評価=検索順位が上がる」わけではありません。
2. 更新頻度が上がる

記事をリライトすることで、ブログ全体の更新頻度が上がります。
定期的に更新されているブログの方が検索エンジンからの評価は高まる傾向にありますが、毎度新規記事を作成するのは大変ですよね。
リライトであれば、多くの場合新しく記事を作成するよりも時間をかけずに更新頻度をアップさせられます。
3. 内容の重複を避けられる

作成した記事の本数が増えてくると、内容が重複している記事が出てきてしまうこともあるでしょう。
似たような内容が複数の記事に分かれていると、読者にとっては情報を探しづらくなってしまいます。
リライトする際、アクセスが集まっている記事に情報を集約することで、読者にとって分かりやすいページへと改善できますよ。
読者にとって価値の高いブログになれば、検索エンジンからの評価もアップする可能性が高まるでしょう。
4. 新規記事の作成より時間や手間を省ける

リライトはもともとある記事の手直しであることから、新しく記事を執筆するよりも時間がかからないことも多いものです。
タイトルやディスクリプションを少し工夫するだけで検索順位が大幅にアップすることもあります。
リライトする記事を正しく見極めれば、検索上位を狙った記事をゼロから作成するよりも時間をかけずにアクセス数をアップできる可能性があるのです。
検索順位が8位アップ!実際に効果が出たリライト方法

ここからは、私が実際にブログ記事をリライトして効果が出た方法を共有します。
公開した当初は20位前後に表示されていた記事をリライトしたところ、現在は1ページ目に表示されるようになりました。
実際に使用したツールもお伝えするので、ぜひ真似してみてくださいね。
1. リライトする記事の選定
私が今回リライトした記事はこちら。
アドセンスに受からない方必見!審査に合格するために変えた1つのこと
ブログ記事をリライトするにあたって、どんな記事を優先的に選べばよいのかを調べました。
記事によってある程度ばらつきはありましたが、まとめると以下のような条件が上がりました。
- 公開から少なくとも1ヶ月、できれば3ヶ月以上経過している
- 検索順位が50位以内(20位以内の記事はさらに優先度アップ)
私の場合は公開から3ヶ月以上経過している記事の中に50位以内のものがありませんでした。
どうしてもリライトの効果を検証してみたかったので、公開から1ヶ月以上経過していて20位以内にランクインしていた記事をチョイス。
ブログ記事の検索順位は、「Google Search Console」を使って調べました。
ここからの手順は、Google Search Consoleの初期設定を完了させた方向けです。ご了承ください。
①「検索パフォーマンス」をクリック
自分のブログを登録してから、画面左側の「検索パフォーマンス」をクリックするとこのような画面が出てきます。

この画面で「平均掲載順位」にチェックを入れ、画面をスクロールしてください。
②掲載順位の高い順にキーワードを並べ替える
下にスクロールするとこのような画面が出てきます。

オレンジの数字が掲載順位です。数字の上にある「掲載順位」と書かれた部分を2回クリックすると、掲載順位が高い順にキーワードが並び変わります。
私の場合は「アドセンス 受からない」の検索結果で自分のブログ記事が平均18.5位にランクインしているということですね。
どの記事がランクインしているのかを知るには、キーワードをクリックした後に、表示を「クエリ→ページ」に切り替えます。

表示されたURLの記事が「アドセンス 受からない」で検索したときに表示されている記事です。
このような手順でリライト記事を選定しました。
2. 競合調査
「アドセンス 受からない」で上位表示されている他の記事と自分の記事を比較して、足りない要素をピックアップします。
まずは「ラッコ見出しツール」を使って上位記事の見出しを調査。

検索窓にキーワードを入れて検索すると、上位10記事が右側に表示されます。
私は右上の「CSVダウンロード」をクリックして、エクセルデータで競合記事の見出しをチェックしました。
見出しを見た段階で「自分の記事に入っていない内容だ」と判断できた場合は、本文を読みこんで大まかな内容を箇条書きで書き出します。
今回の記事では、リライト前に盛り込まれていない内容が2つありました。
- 記事を書き始める前のサイト整備
- コンテンツが規約違反になっていないかのチェック
新たに2つの項目を見出しに追加しました。
3. タイトルの見直し
タイトルに適切なキーワードを入れることで、検索順位がアップすることもあります。
タイトルにどのようなキーワードを盛り込むかを判断するために使ったのが「ruri-co」です。
検索窓にキーワードを入れて検索すると、こんな画面になります。

右から2番目のタブ「タイトルへのKWD使用状況」をクリックして下にスクロール。

右側のタブ「単語の使用状況」をクリックすると、上位10記事のタイトルにどんな単語が入っているかが出てきます。
私は使用状況が40%を超えている単語は、違和感がない程度にすべて盛り込むよう意識しました。
4. リライト結果の検証
リライトが完了したら、最後は結果の検証です。
- 競合調査から足りない見出しを追加
- タイトルの変更
2つの作業をした後の順位変動はこんな感じでした。

リライト直後に順位が大幅ダウンしたので「失敗したかな」と思いましたが、その後10位前後まで上昇しました。
最高で4位くらいまで上がりましたが、今は8〜9位に落ち着いています。
まだまだベスト3には届いていませんが、リライトにより検索順位は上がったといえるでしょう。
まとめ:リライトでよりよい記事へとブラッシュアップしよう

今回は、ブログ記事をリライトして効果を検証してみました。
うまくいったので手順も共有してみましたが、何よりも大切なのは「読者のためになる記事を書けるか」を意識することだと感じています。
私のリライト方法がすべてではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
行動と改善を繰り返して、よりよいサイトを作っていきましょう。
コメント